|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ ラン : [らん] 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
シルバートーン()は、1915年から1972年まで、当時のシアーズ ・ローバック社(Sears, Roebuck and Co.、現在のシアーズ)が使っていた、楽器や音響機器のブランド。シアーズは、1915年に、蓄音機のブランドとしてシルバートーンを使い始め、同年末ないし翌1916年はじめにはレコードレーベルもシルバートーンに改名した〔ただし、シアーズの公式なアーカイブでは「1920年代にレコード・レーベルが導入された」とされている。()〕。1920年代に入るとラジオがシルバートーン・ブランドで販売されるようになり、以降、ウォーキートーキーや補聴器まで、様々な関連機器が発売された〔。今では、古いシルバートーンのラジオが収集家の注目を集めるようになっている〔。1930年代には、それまでの「スーパートーン (Supertone)」に代わって、シルバートーンが楽器のブランドとしても使われ始めた〔〔「スーパートーン (Supertone)」は、1920年代以来、シアーズ・ローバックのレコードレーベル名のひとつでもあった。(Supertone、参照)〕。1950年代以降は、テレビやテープレコーダーなどにも、シルバートーン・ブランドが使われた。 == ギター == 楽器類のなかでも有名だったのは、良質で安価だったギターで、1940年代以降には、マディ・ウォーターズやアーサー・クルーダップ(Arthur Crudup)ら、ブルース歌手たちに愛用された〔。 シルバートーンは、特に初心者の間で人気のあるブランドになった。エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、アコースティック・ギターなど、初めて手にしたギター類がシルバートーンだったミュージシャンは、ハンク・ウィリアムズ、チェット・アトキンス〔、ボブ・ディラン〔、トム・フォガティ(Tom Fogerty)、ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)、ジミ・ヘンドリックス〔、ジョン・フォガティ、マーク・ノップラー、ルディ・サーゾ、フィル・ケギー(Phil Keaggy)、ジェイムズ・ヘットフィールド、デイヴ・グロール、ジャック・ホワイトはじめ、多数にのぼる。 後にゲス・フー(The Guess Who)へと発展したカナダのバンド、Chad Allan and The Silvertones は、この楽器ブランドにちなむ名であった。ピート・タウンゼントは、ザ・フーのライブで叩き壊すギターとしてシルバートーンをしばしば用いた。ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトは、年代もののシルバートーンのアンプを使っていることで知られている。シンガーソングライターのベック・ハンセンが主に使っているギターは、シルバートーンである。 シルバートーンというブランドは、長年の間に、ダンエレクトロ、ナショナル・ギター、ハーモニー(Harmony Company)、ケイ(Kay Musical Instrument Company)、テスコなど、様々な製造業者のギターに付けられてきた。今日では、特に1960年代のモデルのギターに、収集家が高値を付けるようになっている。最も有名なモデルのひとつは、1960年代はじめから半ばに製造された、ダンエレクトロ製 Danelectro Amp-in-case シリーズの1448番モデルである。これはギターケースに小さなアンプが組み込んであり、ギターのネックも18フレット分ととても短く、初心者には人気があった。ベックがおもに使っているギターは、この1448番モデルで、古いラッシュのステッカーと「I ♥ Country Music」と書かれたステッカーが貼ってあり、さらにその上に黒い絶縁テープのようなものが貼ってある(アルバム『モダン・ギルト (''Modern Guilt'')』のころ以降)。シルバートーンのギターの多く、特に最近のものは、先端が緩やかにカーブのかかったフック状になっているヘッドが、特徴となっている。 現在、シルバートーンのブランドを所有しているのはサミック(Samick、韓国の大手楽器メーカー)で、2003年から2006年までは、キッスのポール・スタンレーが広告に起用されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シルバートーン (シアーズ・ローバックのブランド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|